光琳出版社より1998年に出版された「死」に関する図画像と著名人により寄稿された哲学や物語をまとめた本。 「死」は遠い昔から人々の側に寄り添い、人は「死」について様々なら想いを馳せてきました。 歴史や、文化、宗教感など多岐にわたる死についての捉え方を眺めることができます。 京極夏彦さんの短編集付きです。

井上雅彦（監修） 古本｜広済堂出版｜¥2,000 |1998年 井上雅彦氏監修によるホラーアンソロジー小説集第５弾は「水」にまつわる怪異譚が ぎっしり詰まっています。書き下ろしの短編ですのでそれぞれの作家による妖しく恐ろしい話を堪能できます。菊池秀行、家門七海、朝松健・・・etc. 名だたる作家による短編奇譚にご興味のある方にオススメします。 文庫本サイズ| 広済堂出版 |1998年

病に伏した妻と看病する夫の愛情と葛藤を描いた小説。 夫を残して独り死に逝く妻の心細さと夫への愛情がついつい彼女に我儘を言わせてしまう。献身的に看病しながらも、妻から飛び出す様々な我儘に体力と共に気持ちすら参ってきてしまう夫。 最終章の季節は春。 刻々と近付く死の翳(かげ)りと、生命の芽吹く季節の対比が美しい詩のよう。 読み終えた後に貴方はどう感じるでしょうか。 自分が病に倒れたら、同じような心持ちで最後を迎えられるのか、もしくは看病する側になった時にこのような感情を持て余さずにすごせるだろうか… 本体カバーの薄紙に破れが少しありますが、本体、外箱共に状態は良いです。